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働き者の叔父さんが・・・

叔父さんはいい人だった。

良好とは言えない家庭環境で育ったけど、たまに会う叔父さんは優しくて、父親よりも好きだった。世間でも名の通った会社に勤務してて、普段は忙しくしてたらしい。

近くに住んでたけど、会うのは多くても年に4回ぐらい。後から聞いた話だと、休日もほとんどなかったという。ろくに仕事もしてなかったオイラの父親とは対照的だ。

父親が満足に仕事をせずにフラフラしてたから、うちは常に貧乏だった。母親がパートをしてたりしたけど、やっぱり稼げる額は多くない。それに比べて、叔父さんの家は裕福なのが家を見ただけでも分かった。

叔父さんの家に生まれてたら、全然違う環境で育てたんだろうと何度も思った。うちのように母親がヒステリーをしょっちゅう起こしたり、父親が家族とほとんど会話もしない家庭でもないし。

子供の頃のオイラにとって、叔父さんは憧れであり、ヒーローに近い存在だった。優しくて、ちゃんと仕事して、格好いい。理想の父親像。


中2の時だった。オイラが中間試験の最終日を終えて、午前中に家に帰ってきた日。昼過ぎに電話が鳴った。パートが休みだった母親が電話をとった。妙に動揺している母親に異常は感じたけど、受話器を置いてから、叔父さんが亡くなったことを知らされた。

叔父さんはまだ42歳。あまりにも早すぎる。事故か事件に巻き込まれたのかと思ったけど、脳卒中だったらしい。会社で倒れて、そのまま亡くなってしまったということだった。

残業中に倒れて朝になって発見され、それから会社も大騒ぎになるし、叔母さんに電話が入ったり何だかんだで、昼過ぎになってうちにも電話が来た。今になって思えば、叔母さんも状況が飲み込めなかったこととか色々あるだろうけど、すぐにうちに電話して来なかったのは、両親が頼りなかったからなのかもしれない。いざという時の相談相手としては、たしかに心細い。

とにかく、叔父さんは死んだ。若い年じゃないけど、病気で命を落とすような年でもない。その後でお通夜とか葬式とかあったけど、何かピンと来なかった。


葬式が終わった後、1週間ぐらいしてから、叔父さんの家に線香をあげにいった。その時、叔母さんと色々話した。

オイラはよく知らなかったけど、叔父さんは会社人間だったらしい。帰りが終電なのは当然で、徹夜も頻繁にあったらしい。たまに9時ぐらいに帰ってきたと思ったら、翌日は6時には家を出て会社に行ったり。休日なんて月に1日あるかどうかだったという。家族を大事にする気があると言いながら、やってることは会社に尽くしてるだけだと叔母さんが文句を言うこともあったという。

会社で倒れたこともあって、会社側は色々と気を使ってくれた。でも、命を削って働いたところで、しょせんは報われることなんてない。そんな風に叔母さんの話を聞いているうち、優しかった叔父さんが、オイラの知らない顔を持ってたことが分かった。

叔母さんも話相手がほしかったんだと思う。叔父さんとの昔話も色々聞いた。大学時代に、サークルの先輩と後輩として出会った頃のこと。叔父さんは仕事に忙しかったので、結婚式の準備もほとんど叔母さんが行ったこと。不妊に悩んでいたら、子供ができなくてもいいと、叔父さんが言ってくれたこと。どんなに忙しくても誕生日は絶対に忘れなかったのに、結婚記念日は3回忘れたこと。

叔母さんは泣いてたけど、オイラは不思議と泣く気になれなかった。子供と大人として接していた叔父さんの姿と、目の前にいる叔母さんが話す叔父さんのイメージが、いまいち一致しなかったから。

帰り道、まっすぐ家に帰る気分じゃなかった。かと言って、物思いにふけっているところを学校の連中に見られるのも嫌で、中学と反対の方向に歩いていった。叔父さんがオイラに見せてたのは、数あるうちの一つの顔。その裏には、奥さんと出会った頃の顔や、会社人間としての顔があったことになる。

嫌な予感はしてた。だから、知り合いのいない方向に歩いてきた。結局、よく分からない団地の薄暗い階段で泣いた。途中で誰かが降りてきたけど、背を向けてやり過ごした。

泣くのを我慢してたわけじゃない。叔母さんの話を聞いてた時には、まだ理解しきれなかった。優しかった叔父さんが抱えていた問題とか、大人としての事情とか、そういうことを飲み込むまで、時間がかかった。

叔母さんは寂しそうに言ってた。「あんなに仕事しなくたって、生きててくれたらいいのにね。会社で出世したって、妻を1人で残すような男はダメよね」



がむしゃらに働けば、それで報われるわけじゃない。むしろ、その逆の結果になることすらあるということを、オイラはこの件から学んだ。学んだというよりも、強烈な体験を叩きこまれたといった方がいいのかもしれない。

一方で父親を見ていたから、まともに収入がない生活が不幸なのも理解してた。家族の関係すらも亀裂が入ってしまう。

オイラが必死になって働くことなく、効率を追求して稼ぐようになったのは、この辺の事情があるんだと思う。両親のこと、叔父さんのこと。それぞれに影響を受けたことを、自分も大人になって認めざるをえない。

会社のためではなくて、自分や大切な人のために働いて、いかに効率よく稼ぐかということ。これはオイラがずっと追求してきたテーマ。実際、同世代のサラリーマンより稼いでるし、使ってる時間はずっと短い。このテーマは、これからもオイラの人生において追い求めていくことになるんだろう。

別に叔父さんの供養とか言うつもりはないし、たぶん叔父さんから見たら、普通に働いた方が安心してくれるんじゃないかと思う。それでも、オイラなりの生き方をするしかない。それで叔父さんも認めてくれたら嬉しい。




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タカダ・サンタマリア


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